ご挨拶

 私は、解体工事に携わり25年になります。
20年前まで土壁の日本家屋の解体工事が大半でしたがそれ以降は減少して現在では10分の1程度ほどの解体量になっております。
建設基準法の定められる以前の日本伝統建築に使われている梁や柱は重機でも折る事は大変な程の強度があります。現在解体工事の大半を占めるモルタル住宅に使われている強制乾燥材の柱梁は重機で折る事も比較的に簡単です。この実体験から日本伝統建築に使われる自然乾燥材の逞しい梁や柱、同じ形の物が存在しない個性を持つ梁や柱を廃材として処分している事に矛盾を感じて古材を有効に残す為に古材リユース推進協会長野支部を立ち上げました。
長野県で古材を有効に活用する活動をおこなってまいります。

古材リユース推進協会長野支部
支部長 塚田 佳典